着物の反物にインクジェットプリントで染色してみました。

最近では和装の着物の染めをインクジェットプリントで加工することが多くなり、和装業界でもポピュラーな加工方法として知られるようになってきました。

今回は亥之吉のデザインでききょうとんぼをシルク素材の着物の反物にインクジェットプリントをしてみました。

着物インクジェットプリント

とんぼ柄は昔から好まれる柄の一つで、古事記によると雄略天皇が狩りの休憩中に虻に腕を刺されました。そこにとんぼがやってきて虻をさっとつかめていったそうです。天皇はそのことを歌に詠み、それ以降とんぼは「勝虫」と称され戦国時代の武将たちに勝利の証として貴ばれたそうです。

シルクの反物にインクジェットプリントするときは前処理を行ってからプリントします。

前処理はインクジェットプリントにとって非常に重要な工程でプリントの品質に大きくかかわっています。

役割としては染料の発色を促す助剤が入っているのできれいな色を再現する為に必要です。

もう一つはそのままインクジェットプリントすると染液は水と一緒の液体なので生地に滲んでしまいますが

前処理をおこなうことで滲みを抑えてデザインの再現性を高めてくれます。

インクジェットプリント後の生地

プリント後は通常の染色工程と同様に蒸し・水洗・整理(幅を整える工程)を行って反物にします。

すべての工程を終えて上がってきた反物がこちらです。

ききょうトンボきもの反物

デザインがききょうトンボなので夏向きの着物になりそうな仕上がりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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