手捺染について(ハンドプリント)

今日は手捺染についてのお話です。

手捺染は専用台に生地を張り付けて職人が1色づつ、染型で染色していく加工方法です。

手捺染画像

捺染するために用意するものは染型・スケージ(生地に印捺するためのゴム製ブレード)・色糊です。

 

染型

染型です。こちらでもご覧いただけます。https://www.kyobiijt.co.jp/case/

 

色糊

手捺染前に準備した色糊です。

 

生地を捺染台に地張り(引っ付けます)した状態で台に染型をセットします。

そして型に色糊を流し込み、その糊を職人がスケージで印捺していきます。

デザインの色数が3色の場合、加工数量(m数)×色数分を職人が型を移動させながらプリントしていきます。

その際、染型に入れた色糊をゴムスケージで印捺します。

スケージング

図のようにすることで生地に色糊を印捺できます。

これを1色づつ行います。

この作業を繰り返すことで生地にデザインを表現していきプリント生地を作っています。

機械でのプリントと違い、線1本を印捺するにしてもスケージングの力加減一つで

線が細くなったり太くなったりするのでデザインに合わせて職人が手作業で調整して

デザインを表現していきます。

プリント生地

その後、後工程を経て反物の状態で納品されます。

 

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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